アレルギー発症という悩み

 

キレイな環境で子供をのびのびと育てたい!と考えて、子供が生まれてから新築の家を建てようと計画している家庭も多いでしょう。

 

しかし最近、シックハウス症候群や化学物質過敏症が問題になっています。これは家の建材に使用した化学物質が原因で起こります。子供の健やかな成長のためにせっかく家を新築したのに、その家が原因となって子供にアレルギー症状が出てしまは全く元も子もありません。

 

とにかく最近、アレルギーを発症する子供の問題がクローズアップされています。そこで、家づくりには慎重さが必要になってきています。子どもの健康は何と言っても子育て世帯にとっては大きな関心事です。特に子供がアレルギーを発症しやすい場合には、親にとって家づくりはより非常に慎重にならざるを得ないことになります。

 

食物を原因とするアレルギーもありますが、これと並ぶのが住まい環境を原因としたものです。日本住宅新聞(H27年1月掲載)の子どものアレルギー実態についての調査データによると、何と50%以上の子どもが何らかのアレルギー症状をもっているということです。

 

調査では、親が子どもに「はっきりした症状がある(診断による)」と回答したのが24.1%、「軽い症状がある(疑い)」の回答が27.4%となっており、約50%以上の子どもに症状がみられるということになっています。

 

最も多いのは「肌が赤くなる」、「湿疹が出てかゆくなる」などいわゆる「アトピー・皮膚炎」です。これが40.3%も占めており、「ダニ・ハウスダスト」も16.1%あります。これは室内の空気環境が影響している可能性があります。